味覚、嗅覚の回復
- 久実kumi
- 2019年8月16日
- 読了時間: 2分
更新日:2020年3月1日
肺がんを患われている70代後半の方。
オステオパシー誇張法を時々、施術させていただいています。
肺がんについては手術はしていなくて、薬物療法で対応されています。
呼吸のしやすくなり、首や肩周りが楽になれば、とオステオパシー誇張法を受けてくださっています。
先日、施術させていただいた時、
「自分は鼻が良くて、においが良くわかるのだけれど、ここ2、3日、においが良くわからなくなっている。
ふっと気が付いたら、食事も味があまりしなくて…。」
と、お話しされました。
元々、小食の方で、においや味がわからず、食欲が更に湧かない、とのこと。

1か月ぶりくらいの施術。
肩周りが硬く、首も回り難さが出て、首から頭蓋にかけての筋肉が硬くなっていました。
鼻や舌の感覚神経が圧迫されている可能性があるのかも、と推測。
いつもにも増して、首、後頭環椎、頭蓋の施術に時間をかけました。
施術が終わり、
「どんな感じですか?」
とお伺いしたところ、
「自分の唾の味がする!!!!」
と、とても嬉しそうな表情で喜んでくださいました。
その後、私が四国からのお土産で持ってきたお菓子とお茶を一緒に食べ、
「ちゃんと味がわかるわ」
そして、クンクンとにおいも確認されて、
「においもわかる」
と。
喜んでいただけて、私もとても嬉しかったです。
長期間放置された状態だったら、こんな風に改善しなかった可能性がありますが、
丁度良いタイミングで施術させていただけたのだな、とありがたかったです。
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